更新履歴
2006/07/24 新規作成 2006/08/03 「撮影に立ち会われた方からの情報」「問題とされる点の整理」追記 2006/08/06 「カメ先生に聞いてみよう」「撮影に立ち会われた方からの情報」「『リクガメを考える会』のその後」一部追記 2006/09/07 「撮影に参加したケヅメを譲り受けたO氏からの情報」「問題とされる点の整理」一部追加、文字数制限のため記事を分割(後半を2006/07/24 19:40投稿の記事に移動) 2006/09/24 2006/10/3 『カメのいる暮らし』が 「『カメのいる暮らし』 http://members2.jcom.home.ne.jp/tadashi.saitoh/ へ移動した模様、本文中リンク変更 2006/09/24 「リクガメを考える会」の活動を追跡する子blog「リクガメを考える2~現況の観測」を作成しました 2006/11/10 長野市茶臼山動物園に寄贈された個体の呼称「コタロー」追加 2007/02/18 福岡県大牟田市動物園に寄贈された個体「太郎(または一郎?)」と「次郎」追加 ペット関連のblogはたくさんありますが、ここでは「リクガメの管理とその周辺」と銘打ちまして、今年のGW公開「小さき勇者たち~ガメラ~」に出演したケヅメリクガメと、そのカメ達が虐待を受けたと主張している「リクガメを考える会 TLJ Tortoise Life in Japan」とその周辺について記録・検討したいと思います。 どういうことかと経緯を申しあげますと、 1.映画「小さき勇者たち~ガメラ~」にケヅメリクガメの子どもが出るということで大喜び 2.映画公開直前、いつも巡回しているサイトで「ケヅメリクガメが虐待された」という日記を見つけて大ショック 3.そのサイトは「リクガメを考える会」という団体を立ち上げて糾弾している、よしカメのためなら参加するぞ! 4.でもこの会、なんか変? ていうかそもそも撮影でカメ虐待ってほんとか? といった具合です。 私の中ではガメラ撮影で虐待はなかったという結論にかなり早い段階から達していまして、映画ガメラも堪能しましたし、つい先頃まで虐待の噂も忘れていました。 しかし、カメについてWebを検索すると未だにあちこちで「映画ガメラは許せない!」という論調の記事を見かけます。大抵は過去の「(もし虐待が事実だとしたら)許せない!」とする意見で、前提は仮定でしかないことも判り辛く、その後のフォローも皆無に等しい状態です。 逆に、映画制作側から正式なコメントは出ておらず、虐待を否定する記事をまとめているサイトも見当たらず、これでは将来これらの記事を読む人に、虐待があったとの印象を与え続けてしまうかもしれません。いわゆる伝言ゲーム状態に陥ったり、都市伝説化することも考えられます。そもそも「虐待」というゴシップ的な見出しと「虐待はなかった」という地味な記事では、目立ち方が違いますから。 そういう訳で、これからなるべく時系列を追って整理してみたいと思います。 blogである必要は全くなく、普通のWebサイトで作ろうとも思ったのですが、まぁ無料だし手軽なので。 ※なお本blogの本文中では敬称は略させて戴き、性別なく全て「氏」と記述します。 そもそものはじまり 映画「小さき勇者たち~ガメラ~」で、ガメラ幼少期をケヅメリクガメが演じるらしいと聞き、劇場へ出向ける休日をうきうきと指折り数えて待っていた4月下旬、たまに巡回しているカメサイト「カメのいる暮らし」Diaryを見て愕然としました。 「この後、私なりに調べ、そして信じられない事実を知らされることになります。 えええっ!! この時の私の驚愕はとても筆舌に尽くしがたいものがありました。かわいいケヅメが甲羅に穴を開けられた上に飼育環境の不備で何十匹も死んだなんて、何事か?! トップページから「リクガメを考える会」にリンクがありました。 現在は構成等変更されているので記憶で述べますが、この時点では現在の「映画ガメラ」についての質問状」 「甲羅に開けられた穴について」の写真以外の記事だったと思います。 これを読みながら「あれ?何かひっかかるな?」と思いつつも、「会」のトップページにある 「個人飼育者に対して適切な飼育方法をアドバイスすることに始まり、悪質な企業や業者に対しては改善要求を求めるなど非常に幅広い活動を主体としております」 「人間とリクガメとがお互いに共存できる世界をめざして、救命活動だけではなく広くリクガメの素晴らしさを伝える活動も積極的に組み入れています」という理念に深く共感しました。 これは入会せねば!と思い、この会の沿革等を探しましたが…ありません。代表者の住所氏名さえありません。入会希望者にはフォームで住所氏名電話番号その他を記入させているんですが…。 まあBBSで主宰のサイトウ氏が4月29日(土)23時51分17秒に「「リクガメを考える会」という団体を作りました」と投稿しているので、組織の黎明期で運営がまだおぼつかないのだろうと思い、沿革や会則等が明らかになってから参加することにしました。 さて、このサイトにはBBSがあります。案の定「私はガメラの映画は絶対に見ません」「やり場の無い憤りを感じています」「父親の会社の専属弁護士に相談してみようと思います」(?)など、かなり感情的な論調の、映画制作側を非難する書き込みが続いていました。この時点で、ここではもう虐待を前提として語られていることにも多少違和感を感じました。 映画制作側を擁護していると思われる記事としては、アナキン氏が5月 1日(月)20時59分16秒~ 5月 1日(月)21時45分36秒にわたり、7項目投稿しています(私の読解力不足で細部の意味が判りません)。 その後、虐待を否定する情報、虐待の根拠を問う投稿、また虐待を事実と断定するのは尚早ではないかとする意見が複数件あった筈ですが、確かその数日後になくなっていました。このBBSは管理者以外は投稿後の記事を削除できませんから、多分管理者によるものと思われます。 その後「なぜ消したのか」と投稿したところ、今度はBBS自体が約一ヶ月閉鎖されました(この件については現在記録が残っておらず、記憶に頼って述べるしかありません(再開は6月 6日(火)22時03分52秒 の記事で確認できます))。 あまり民主的な団体ではないようだ、との印象を持ちました。 カメ先生に聞いてみよう ところで、我が家には腹甲長27cmのケヅメリクガメがいます。結石持ちで、この頃たびたび強く息むようになったので、お茶の水にあるかかりつけの爬虫類専門獣医科病院「レプタイルクリニック」に連れて行くことにしました。2006/05/02のことです。 院長の小家山先生は今回の「小さき勇者たち~ガメラ~」でトト(ケヅメリクガメ)飼育アドバイザーとしてクレジットされています。ケヅメの安易な飼育を厳に戒めるコメントを公式Webサイトや公式blog、パンフレット、ムック等に出していらっしゃいます。 診察後、単刀直入に「虐待の噂があるが?」と伺ったところ、 1.野生カメのフィールド調査などでは通常、個体識別のために穴や刻みを入れる。甲羅のふちの方は自然に削れてしまう部分なので、穴を開けた程度で健康に問題があるとは思えないとのことでした。 (※)<2006/08/06追記:撮影に立ち会われたX4852氏によると、アスファルト上での撮影は一ヶ所もないそうです。私の記憶違いかもしれませんが、いずれにせよ「路面」という意味のことをおっしゃったことは確かです> もちろんこれは小家山先生の公式なコメントではありません。また医師の守秘義務を守って具体的な個人名等を出さないよう配慮しながら仰ったことなので、やや隔靴掻痒の感があります。 しかし「なかったことの証明」が理論的に不可能である以上、「適切に管理されていた」という現場の証言こそが、虐待を否定する最大の証拠となるでしょう。 さて、私が感じていた違和感の源が判りました。「リクガメを考える会」の「映画ガメラ虐待」の記事には、「撮影中、撮影後に専門病院に入院したという報告が発表されました」とあります(誰がどこに発表したのかは不明ですが)。入院した専門病院がどこか、予後はどうかといった点については前述の通り守秘義務がおありですから伺っていませんが、飼育アドバイザーである小家山先生の「レプタイルクリニック」ではないかと想像しています。この通称「レプクリ」は、爬虫類キーパーの中では知らぬ者のない、最も実績評価の高い獣医科病院の一つと言い切ってよいと思います。 体調を崩したカメに、実績のある専門病院で治療を受けさせたことは虐待でしょうか?もしも充分な配慮があったにも関わらず不幸にして亡くなったカメがいたとしても、それは虐待にあたらないのではないでしょうか? この時点で、私の中で「虐待はなかった」という結論に達しました。 なお、うちのケヅメの結石は尿路へのはまり込みが浅く、この時は総排泄孔からの掻き出しは出来ませんでした。 2006/09/07追記: 撮影に参加したケヅメを譲り受けたO氏からの情報 撮影に参加したケヅメ「コジロー」くんを譲り受けたO氏よりの情報です。この方は「小さき勇者たち~ガメラ~」撮影には参加されていませんが、平成ガメラ怪獣造形部に参加されています。 コジローくん お腹に炎模様のシールの跡がうっすら見えます コジローくんについて ・コジローくんは卵からの孵化シーンに登場。また四月下旬発売のザ・テレビジョンの表紙、2006/04/24の「おはようスタジオ」にも登場した ・5センチから10数センチまで成長にあわせて10数匹のケヅメがスタンバイして撮影が行われた ・各サイズごとに2~3匹いて、歩くカットには活発な個体、じっとしているカットにはおとなしい個体という感じで交代で出演した ・孵化シーンはコタローという個体がメインで、コジローが二番手として担当したらしい ・コジロー以外のカメたちは各地の水族館やアンディランドに引き取られ、個人で引き取ったのはO氏だけ 他のケヅメと管理について ・撮影前に風邪をひいてしまった子はいたようだが、撮影終了後はみんな元気に引き取られていった ・確かに準備初期段階では入院した個体が多くいるようだ ・死んだ個体の話は聞いていないが、担当者を名乗るblogの主が特定できていないので何ともいえない ・2005/09/06に里親として引き取った際には、水槽、温度計、タイマー&サーモスタット、ヒーター、保温電球、紫外線蛍光灯、保温マット、シェルター、と、完璧と思えるセットを譲られた 甲羅に穴を開けられたケヅメについて ・甲羅の穴も実際にこの目で見たが、甲羅のふちの小さな穴で、健康被害を引き起こすような場所にはない ・仮に、ワイヤーで吊るさないで合成撮影するとした場合にも、何らかの方法で固定しなければならない。後からきれいに剥がせる程度の接着固定では撮影中に落下するなどの危険があるので、しっかり吊るせるワイヤーは理にかなっていると言える(ワイヤーと言っても太さ0.2~0.5mm程度のピアノ線) ・健康に影響するような穴を開けられたケヅメリクガメをアンディランドが公開展示するだろうか? ・アンディランドがあわてて公開を取りやめたことがこの問題を大きくしてしまったと思う ・穴をあけてもかまいませんとは言えないだろうが、「撮影のためにやむをえず穴をあけましたが健康に問題はないように配慮してあります」などの説明をすれば、虐待の証拠として利用されることも無かったと思う 2006/09/09追記ここまで 2006/08/03追記: 撮影に立ち会われた方からの情報 伊勢志摩での撮影に立ち会われたX4852氏からの情報をまとめますと、以下のことが判ります。原文は2006/07/20日付のエントリとコメントをご覧下さい。<2006/08/06追記:この方は利害関係のない撮影関係者として撮影に立ち会われました>; ・撮影は衆目監視の下にあった リクガメ管理の監視が主目的ではないものの、地元の志摩市職員が撮影に立ち会っていたとのことです。 また多くの子どもたちもリクガメを見ているようです。 ・体調に問題のあるカメは目撃されていない X4852氏は甲羅に穴の開いた個体や死亡した個体、その他体調に問題のあるカメを目撃していません。また現場でそのような話は出ていなかったそうです。 当たり前のことかもしれませんが、撮影には多くの人や組織が関わっており、その中には公的機関もあったようです。職員が立ち会ったり、相当な数の子どもたちも撮影に参加したり見学しています。 そのような衆目監視の下にありながら体調に問題のあるカメは目撃されていない、そのような話が出たこともないようです。 問題とされる点の整理 「リクガメを考える会」では主に以下の点を問題としています; 1.ワイヤーを通して吊り上げるため、甲羅に人為的に穴を開けられたカメがおり、写真もある 2.尋常でない数のカメが犠牲になった 3.カメが死亡したとするblogがある 4.卸業者が飼育器具の不備を証言している 5.相当数の幼個体が撮影中、撮影後に専門病院に入院したという報告が発表された 6.人に踏まれたり階段を落ちるのも生体ではないのか 7.映画に出たことで安易に飼育を始める者がいないか 8.情報を隠している。質問状に返事がない。blogが消された 9.トレーラキャンペーンでケヅメは適切に管理されたのか これら各項目について、私は以下のように判断しています; 1.について しかし合成技術が進歩した現在、穴を開けて吊るメリットがあったのかどうかは疑問。 2006/09/07修正追記:穴は開けられていたようだ。いつどのようにして開けられたのかは不明。すぐに削れてしまう徒長部分であり、牛馬の蹄を削るようなことだが、心情的に認めがたい部分もある。安易な模倣を招く恐れもあり、映画会社から何らかの説明があるべきではないか。 しかし決して安易に開けられたものではなく、撮影のためカメを固定するには最も合理的な方法であったようだ。2006/09/07修正追記ここまで 2. 撮影には13頭が出演し、その後水族館等に引き取られたらしいが、それ以上は不明(13頭もいれば死亡する個体もいるのではないかと思うが、一般的な飼育下での統計も不明なので評価は不可能) 2006/09/07修正追記:撮影後譲られた施設・個人と頭数、名前は以下の通り; 志摩マリンランド:2頭 「コマンド・サンボ」「セイラさん」 長野市茶臼山動物園:1頭?2006/11/10追記:「コタロー」(動物園に寄贈されてからの呼称は「ガメラ」)2006/11/10修正追記ここまで O氏:1頭 「コジロー」 2006/09/07修正追記ここまで 2007/02/18修正追記: 福岡県大牟田市動物園:2頭「太郎(または一郎?)」と「次郎」 ※かなり読みにくいので再掲します; ・志摩マリンランド:2頭 「コマンド・サンボ」「セイラさん」 ・長野市茶臼山動物園:1頭?「コタロー」(動物園に寄贈されてからの呼称は「ガメラ」) ・O氏:1頭 「コジロー」 ・福岡県大牟田市動物園:2頭「太郎(または一郎?)」と「次郎」 ・伊豆アンディランド:数不明 2007/02/18修正追記ここまで 3. 実際の撮影日前に撮影があったとするなど、blogの信憑性には疑問がある。だが妙に詳細な記述もあり、一概に捏造や創作とも言い切れない。 4. 相当数の飼育器具が貸し出されたとする獣医師からの情報がある 5. 誰がどこに報告し発表したのか不明だが、13頭もいれば体調を崩す個体も出て来るだろう。そのような個体を専門の医師に診せて治療を受けさせるのは当然 6. 原口さんという方がお造りになったフィギュアらしい 7. 本編エンドロールやWebサイト、パンフレット等でも繰り返し安易な飼育を戒めている 8. 普通、沿革や活動内容等も不明な団体に返答する企業も少ないだろう(質問状に対する回答の内容を、当該団体に限定せず世間一般に公開していれば、誰もが納得出来たであろうし、企業のお株も上がったかもしれない) 9. ご自身もケヅメキーパーのだっくす小峰さんが無茶苦茶大変な思いをされて保温や管理をなさっていたらしい 2006/08/03追記ここまで #
by oncorhynchus0144
| 2006-07-24 19:44
あちこちで虐待疑惑についての記述が散見されました。時系列などはガメラ医師氏による「ガメラ医師のBlog:ケヅメリクガメ」に詳しいのでそちらをご覧下さい。
発端の「リクガメを考える会」ですが、写真や雑誌記事の画像、テレビ番組のキャプチャ画像などがアップされていきました。文章も含めて作成・更新の履歴についての記述が全くないので、ある日サイトを見てみると変わっていたような状態です。 そんな調子でいつの間にか出来ていた項目「映画ガメラを観た感想」に、主宰の齊藤氏によると思われる映画の感想があるのですが、その中に 「とても薄っぺらい内容だし、こんな映画のためにケヅメが殺されたかと思うと、悲しくなります。」との記述があります。 何といいますか、この方が今回の映画を憎んでいるのはよく判りましたが、仮定を事実と断定し、映画の内容に対する個人的な感想と結びつけることはいかがなものかと首を傾げざるを得ない記述です。 さすがにこの記述はいかがなものかと思い、BBSは閉鎖されていましたので「情報提供の窓口」フォームを使って前述のレプタイルクリニックで伺ったお話の要点と併せて送りました(2006/07/25現在、反応は戴けていません)。 そうこうするうち、我が家のケヅメが再び結石を詰まらせた様子なので、2006/06/01に再び「レプタイルクリニック」へ診察を受けに出向きました。 世間話のうちにまた「ガメラ」撮影に関する話になりました。 守秘義務がおありですので具体的な例は伺えませんでしたが、テレビ番組制作等での動物の扱いは、未だに残酷といえるほど配慮のない場合もあるそうです。そんな中で今回の「ガメラ」は、 ・撮影時の生体の飼育管理のみならず、体調を崩した個体は専門医の治療を受けさせ、観客が安易に飼育することへの注意もあるなど相当な配慮がなされている ・生体を使ったなら当然のことだけど、それさえ出来ていない現状の中で今回の「ガメラ」はよくやったと仰っていたのが印象的でした。 またこの時点では「リクガメを考える会」やその周辺からの問い合わせ等はないことが確認できました。 なお、今度こそ我が家のリクガメの結石は破砕して摘出することができました。運が悪いと腹甲を切開しなければならず、カメの身体に大変な負担をかけることになりますので心配しましたが、総排泄孔から無事に掻き出すことが出来ました。快癒してパワー全開で暴れまわるケヅメを眺めることが出来るのは至上の喜びです。 「リクガメを考える会」のその後 さて、「リクガメを考える会」ですが、2006/06/06にBBSが復活したようです。以前にあった虐待の根拠を問う投稿などは軒並み削除されていました。唯一残されたのは映画制作側を擁護していると思われるアナキン氏の一連の投稿ですが、これは非常に判りにくい文章で、失礼を承知で言えば支離滅裂で文章の形を成していない記述です。虐待に懐疑的な投稿を丁寧に削除する一方で、アナキン氏の投稿を残す意図についても理解できません。 その復活したBBSに「以前の書き込みが消えているが?」と投稿しようとしたところ、IP制限を受けていました。そこで別Proxy経由で投稿すると、しばらくするとまた削除・IP制限です。また別Proxyで…とかなりの回数いたちごっこを繰り返しましたが、過去の削除の理由、投稿を禁止される理由についてはついぞ明らかにされていません。こういった瑣末な事で信用を無くしていく事は、組織として実に危ういと言わざるを得ません。 現在BBSではほのぼのとしたカメ談義が続いています。カメを愛する人たちがカメについて自由闊達に意見を交換することは非常に好ましいものです。ちょっと別窓口ですが、「カメ☆KAME雑談室」の「カメ☆かめTALK雑談室」、6月29日(木)10時04分 に いずみ氏が投稿された記事によると 「虐待を否定する書き込みと単なる中傷がかなり増えたため、元々のリクガメ交流(雑談や質問など)ができなくなり、一時閉鎖を経てガメラ話はとりあえず掲示板ではナシの方向みたいです。荒れる元だし。」とのことで、本来はそういう場であるようです。単なる中傷は論外ですが、「ガメラ」を非難する投稿は許されても虐待を否定する投稿は不可となると、かなり偏向した場に思えます。 BBSへ4月29日(土)02時00分37秒に投稿されている尚美氏のWebサイト「フィギーのあしあと」2006年07月11日(火)付けの記事「フィギーの誕生日」に、こんなくだりがあります。<2006/08/06追記:「太郎」は上野動物園で飼育されているガラパゴスゾウガメで、非常に狭いスペースで飼育されています> 「Mimiが太郎を見た瞬間大声で言った。「こんなちいさなところに閉じ込められてかわいそう。このカメはよく歩くんだよ。絶滅に瀕した動物なのにどうしてこんなところにいるの?」そのとおりだけど、そんなことを言っていたら動物園にはいけない。」このエントリに対し、2006年07月12日(水) 23:43にサイトウ氏がコメントしています。 「自然の中のリクガメを見たMIMIちゃんが疑問を抱いたように、もう少し自然を取り入れた展示を考えるべきだし、ちょっとした工夫でだいぶ違ったものになると思います。」このサイトウ氏が「リクガメを考える会」主催の齊藤氏、BBSのサイトウ氏と同一かどうかは不明ですが、もしそうだとしたら随分と暢気なものです。もしそうだとしたら「リクガメを考える会」は行動を起こしているのでしょうか?もし行動していないのならそれはダブルスタンダードの謗りを受けて然るべきではないでしょうか?(ちょっと仮定の前提をしつこくやってみました) いずれにしても、かなり特殊な運営方針をとる組織のようです。 気がつけば細部が変更されていたり項目が増えていたりするので読み手も混乱させられるのですが、ある日「ガメラ」以外の項目がやっと出来ました。「最近ニュースになった出来事」、2006/03/27~2006/06/11の爬虫類に関する15件のWebニュースのコピーです。リンクもないコピペテキストのみの、たったこれだけの項目ですが、この会としては大きな前進といえるでしょう…と思ったら6月以降の更新はありません。休眠状態なんでしょうか。一般人には行動を明らかにしない非公然活動に移行したんでしょうか。 結局、この会の目的は何でしょうか? これまで「リクガメを考える会」についてかなり辛辣な意見も述べてきました。不快に思われる関係者もいらっしゃるかもしれません。 理念は素晴らしくても行動が伴わない事は世間にはよくあること、情けないなぁと苦笑して忘れるのが「大人の対応」というものなのかもしれませんが、社会通念上要求される最低限の要件さえ満たしていない状態で、「TLJ Tortoise Life in Japan」と日本のリクガメキーパーを代表するような大きな看板を背負っているからこそ看過できないものがあります。 さらに厳しい言い方をすれば、現状では保護活動組織の体を成しておらず、ゴシップを求める週刊誌やワイドショーなど以外の常識的な一般企業や一般人から相手にされないのは当然といえます。 易しく言えば「何かをするのはいいけど、ちゃんとやってね。ちゃんとできないなら、できるように考えてね」ということです。 理念に基づいた行動が確実に起こせるようになれば、「リクガメを考える会」は素晴らしい会になるものと確信しております。 読み辛い長文にお付き合いくださいまして有難うございました。今後も「ガメラ」の周辺、「リクガメを考える会」の動静については可能な限り観察していきたいと思います。 ご意見ご感想、ご要望などお寄せ戴けますと幸いです。 #
by oncorhynchus0144
| 2006-07-24 19:40
※この記事は2006/08/01に作成しました。
表示順序を保つため便宜的に2006/07/20の記事としています。 1.X4852様の所属等について どのようなお立場で撮影に関係されましたでしょうか。 例えば映画制作会社社員、映画製作を支援する団体職員、出入り業者、エキストラ、近所の住人等…(すみません映画制作の現場を全く存じ上げませんので、一般的にどのような方がどのように関わるのか知識が皆無なので的外れなことを申しあげているかもしれません) 2.環境省の関係について 「製作時から環境省が絡んでいる」とのこと、これは例の「捨てたらガメラ」キャンペーンのことでしょうか。それ以外にも関係がありますでしょうか。 環境省の担当部署・担当者も差し支えなければお教えください 3.市職員、専門家の撮影立ち会いについて こちらも担当部署・担当者を差し支えなければお願い致します(市職員については「市役所の主目的がカメの保護で無い」と書いていらっしゃるので、ちょっと違うかもしれませんが一応事実として)。 4.現場でのカメの様子について 甲羅に穴の開いた個体はいましたか。死んだり、その他体調の悪そうなカメはいましたか。またそのような話を耳にされたことはありますか。 5.現場でのカメの飼育環境について これはリクガメを飼っていらっしゃらないと判り難いかもしれませんが、どのような飼育機材を使って管理していましたか。 推測ですが、撮影中は移動用のケージか水槽に入れて温度計で温度チェック、夜間や撮影がない時はケージか水槽に温度計、サーモスタット、保温電球、紫外線蛍光灯を使っていたのではと思います。ただ真夏のことですからサーモスタットや保温球、紫外線蛍光灯は出番がなかったかもしれません。 6.社会見学として 「子供たちの社会見学の一環で見せています」とのこと、例えば地元の小学校の何クラスかが社会見学のイベントで撮影を見学したといったことでしょうか? 今のところお伺いしたいことは上の通りです。 これらについては既に書いていらっしゃることもありますが、改めてどのようなお立場の方から寄せられた情報かを確認することで信頼性が高まると思いますので、お手数ですが宜しくお願い致します。 特に公共団体の担当部署、担当者については自分で調べるべきところですが、問い合わせる際にいわゆる「一見さん頭越し」で連絡を取って胡散臭がられてたらい回しにされて担当者不在でポトン、という苦い経験が幾度かあり(一度などある省庁で「根回しもなく答えられるか!」と怒られてそれでも収まらずにうちの局長宛に怒鳴り込まれてうわ何をするやめrq3ぢ4mfいあ9ヴぉf)、あわよくばX4852様から話を通して戴くことは出来ないかとの色気もありまして…。 長くなりましたが、ご都合のよい折に差し支えない範囲でお答え戴ければ幸甚です。 どうぞ宜しくお願い致します。 #
by oncorhynchus0144
| 2006-07-20 20:44
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